本拠点では、機械科学、材料科学に基礎を置くマイクロ・ナノメカトロニクスとそのシステム化技術を体系化・総合化し、重要な応用分野である先端医療分野のニーズに対応できる科学技術を確立することを狙いとしています。
基盤分野として@原子・分子・細胞・組織などの微細操作や機能発現操作、マイクロ・ナノシステムの設計をめざすナノ制御学、A分子・たんぱく質・細胞の機械物性や流動の計測、生体機能の計測評価をめざすナノ計測学、Bマイクロ・ナノ加工、超精密位置決め機構などを発展させた超精密・微細加工技術をめざすナノ設計・製造学、CMEMSや集積回路における材料評価や新しい機能性表面、機能性材料の開発をめざすナノ材料学の研究を進め、研究チーム間の共同研究や国際連携によって、総合的なマイクロ・ナノメカトロニクスを確立します。
また産業界や社会的な課題をオープンクラスター制度によって捉え、その課題解決のためのプロジェクトを4つの基盤分野を横断する形で進めています。
特に多くの未踏分野を抱えかつ緊急性のあるバイオや医療技術の課題を取り上げて、その解決のための研究を実施し、システムインテグレーション技術により統合化をはかり実用化を進めています。